紙は、木を砕いて細かくしたチップから取り出した埴物繊維(パルプ)から作られており、
一般的に一本の植林木から約13000枚のA4判の紙が作られると言われています。
私たち企業で排出する機密文書は上質な再生パルプとして、家庭紙等に生まれ変わる事が出来ます。
目まぐるしく変わる機密文書の取り扱いに関しての時代の流れを追ってみました。
機密文書の廃棄はシュレッダーが主役?
日本では1960年に明光商会さんから、MSシュレッダーのメーミングでシュレッダー(紙裁断機)に発売が開始されました。
シュレッダー利用者は2005年からの個人情報保護法の施行により、企業、一般家庭でも拡大されてきました。
私が社会人に成り立てのころ会社にシュレッダーがあり、その当時はシュレッダーごみの片づけは暗黙ルールで新人の仕事だったと記憶しています。
誰かがシュレッダーを使っていて、袋がいっぱいになると若者が片づけに行く。
一度、シュレッダーを利用している男性社員のネクタイが引き込まれた現場に遭遇したことがありました。
しかし、大騒動にもならず、のどかな時代でした。
当時は機密文書取扱も今ほど慎重ではなく、コピーした資料の裏面をメモとして利用したり、
廃棄は黒のビニール袋で燃えるごみとして処理をしていました。
当時のシュレッダーはストレートカットが主流だったので、シュレッダーごみを簡単に繋ぎ合わせて解読することは出来たと思います。、
今は、クロスカットが主流になり、復元することは極めて困難になりましたが、それでも100%安全とは言い切れません。
シュレッダーで裁断された紙は再生が困難?
シュレッダーで処理された紙は、再生パルプとして利用も可能ですが、細かくカットされていると繊維が短くなり、上質再生パルプにはなりません。
なのでまだまだ日本では、ごみとして焼却処理されるのが一般的です。
朝の通勤時にごみ集積所にシュレッダーごみが廃棄されているのを目する時があります。
しかも、今は透明ごみ袋なので、中が丸見えです。
回収トラックもパッカー車でもなく、オープン型のトラックだったら、突風で吹き飛ばされてしまう危険もあります。
溶解BOXでの機密文書の廃棄がさらに便利に!
次に働いていた会社には、経理部に機密文書溶解BOXが設置されており、シュレッダー経験者としては、なんと便利だと感動しました。
ポイポイと気軽に処理が出来て、機密文書以外も入れていました。
しかし、セキュリテーを考えると、オープン型のBOXでは多少の不安もありました。
その頃には、機密文書の扱いも慎重になり、メモ代わりに資料の裏面を使うことも禁止されようになり、
時代とともに、機密文書の扱いも変化してきました。
それに伴い、株式会社シオザワ リンクル事業部の機密文書循環型システムの進化してきています。
当初は、BOXでの対応でしたが、お客様からのご要望でキャビネットが出来、更に鍵をつけ、外からの取り出しが出来ないように自動シャッターが装備されました。
時代のニーズに合わせて進化し続ける株式会社シオザワ リンクル事業部 機密文書循環型システムは、お客様の状況に合わせたご提案をさせて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。