皆さん『腐るお金』といったものをご存じでしょうか?
腐るといっても実際に腐るわけではなく、
「一定期間でどんどん価値を失っていくお金」のことです。
これはドイツの経済学者シルビオ・ゲゼルが提唱した「自由貨幣理論」に基づき、実際にオーストリアのヴェルグルという町で使われたことのあるお金の事です。
ゲゼルによると、あらゆるものが減価するのにお金だけは価値が減らない。
その為に金利が正当化され、ある程度以上の資産家が金利生活者として利益を得ている現状を問題視し、
これを解決するために提案されたのが『腐るお金』という仕組みになります。
どういった仕組みなのかと言うと月初に額面の1%に相当するスタンプを貼らないと使えないというものです。
つまり、毎月1%ずつ減価されるという事で1年使わないと12%も価値が下がる仕組みです。
使わないと価値がなくなってしまうのだったら価値が下がる前に使ってしまおう!ってなりますよね?
お金の使用スピードを上げることで商品が売れれば儲けが増え給料が上がり雇用も増えるといった具合に経済を活性化させることが出来る仕組みです。
また、このスタンプ代を全て税収として扱うことで公共事業の拡大や負債の返済をすることが可能になります。
実際にヴェルグルでは『腐るお金』の使用スピードが上がり、あっというまに経済が活性化しました。
色んな問題があるでしょうが、こういった仕組みが広まれば世界の貧困もなくなるかもしれませんね。
世界富豪トップ8人の資産、貧困層36億人分と同じ?
貧困撲滅団体である非営利団体NGOの「オックスファム」によると
「世界で最も富裕な8人が、最も貧困な36億人分と同じ資産を所有している」
との推計を発表しております。
この8人だけでも『腐ったお金』を使って頂きたいものです。
お金は溜め過ぎないで早く使った方が良いですね!
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