地球環境保全を考える上でまず頭に浮かぶのがCO2(二酸化炭素)排出量の削減ではないでしょうか。CO2排出量の増加による気温及び海面水位の上昇・異常気象などは、これまで各国の産業が発展し便利で快適な生活を実現させる傍ら、利益追求の競争が加速して引き起こした地球規模の課題と言えるでしょう。初めて国際的にCO2削減目標を各国で掲げた京都議定書から早25年、また新たな時代へ突入します。それは、CO2排出量を私達個人がマネージメントする時代へと移行します。
政府の掲げるCO2排出量削減案(2030年度に2013年度比で下記の削減目標)
➀国全体46% ➁産業38% ➂業務など51%
➃家庭66% ➄運輸35% ➅電力など47%
※注目すべきは、削減率66%と1番高い目標値を掲げている④家庭、いわゆる個人の領域です。
環境省は2022年度から、年10万人規模の実証事業を進めていく方針で、同意を得た個人から家電やスマートフォンなどを通じて衣食住の行動情報を集め、人工知能(AI)がデータを解析して参加者それぞれがアプリで自分の排出量や削減努力の結果を把握できるようなシステムを整えていく見通しです。
また、削減量に応じて買い物などに使えるポイントを発行する事でライフスタイルの転換を後押しする効果も期待されてます。
個人の管理に加え、昨今では企業価値を測る指標として「ESG投資」という考え方が出てきました。「ESG投資」とは「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」の3要素を考慮した投資活動を指し、従来の投資が企業の財務指標を重視してきたのに対し新たなトレンドとして注目されております。ESG関連の課題に取り組んでいる企業ほど長期的に優れた業績を発揮するという考え方に変わってきているのです。
これまで紹介してきたように、地球環境保全について考える主体が国のトップから、企業・個人とマクロからミクロの領域へと変化しています。
そこでシオザワでは機密文書専用のセキュリティBOXをお勧めいたします。
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